H13年5月のYCセミナー

 

---”非行・事件”少年少女から見える家庭---

     保護司3年で見えてきたこと

    <自分の家庭とこどもを見つめよう>

5/19 17:30から

講師:大邑涼(8期)氏  (ペンネーム:小田桐誠)

娘3人あり、PTAの副会長・会長をやってきたなかで、前任の保護司から推薦を受けた。

保護司の資格は法務省の非常勤国家公務員。報酬は微々たるもの(コーヒー代くらいの感じがした)

全国で5万人、板橋区で192名の定員(板橋区の人口:52万人)

各種要因で定数が決まっていて人口比は一律でない。なり手が少なくて定員割れを起こしている。

 

以下の未成年・成人が対象。

一号:未成年の保護観察処分

二号:未成年の少年院帰りの保護観察

三号:成人の保護観察処分

四号:成人の刑務所帰りの保護観察

 

本人・親族の相談に乗ったり指導して更正のサポートをする。

月に一回訪問、月に一回呼んで面談。月に一度の報告書提出。

一週間以上、登録したところから離れる場合の申請、

問題発生時の事故報告書などの提出もある。

勤務先・学校に保護監察下にあることを通知しているものいないものがあるのと

近所の目線を意識して更正の妨げにならないよう気を使う。

 

時間にゆとりがある人でないと勤まらない。定年退職した人、商店・町工場の社長などが多いのはその為。

ただ、近年の経済事情で商店・町工場の社長などもそれどころでなくなってきていて、なり手が不足している。

 

担当して感じたこと三つ

1.基本的生活習慣がついていない。

  夜中に子連れでカラオケや居酒屋に行く親。

  子供は9時10時くらいには寝かせないとからだのリズムがこわれる。

  朝ご飯を食べない。寝起きでそのまま学校へ行く。夜更かし。不健康。

  昼夜逆転になっている子が多い。

2.笑いとコミュニケーションが大事

  親と一緒に御飯を食べて、笑いのある家庭(環境)が大切。

3.お父さんの存在感。

  何時も家にいるかどうかでなく、母親が父親をどう言っているか問題。

この三つがうまくいっていれば問題が少ない。

 

近年、麻薬でつかまるのが増えている。

これは非常に再犯率が高い。

美容の為、頭がさえて勉強にいいなどとささやかれ、友達から誘われたら、友達を失いたくない、いじめにあいたくないなどの要因も重なって手を出すケースも多い。憂慮すべき状態。