平成1111YCセミナー

シブヤ系経済学

 

講師:経済キャスター 西村晃氏

平成9年2月のセミナー のテーマは 「ルート16号線」

今回のテーマは シブヤ系の元気のある企業 です。

 

 

欠席者の為の11月YCセミナー・西村晃「シブヤ系経済学」

「読奨OBもっと元気出せ!

◎毎年、日本中が「暖冬でコートが売れない」と言う。「お天気のせい」にしていてはダメ。

「どうやったら売れるか」を考えろ!

◎いま、「総合不況」と言われる。「総合」とは商社、デパート、ゼネコン、スーパーなどの

大手。地域に根ざした中小は元気がいい。「地域の特性」を知れ!

◎総合不況はイコール「大手町日本橋不況」。渋谷周辺に集まるいわゆる「シブヤ系」は元気

のいい企業が多い。そのノウハウに学べ!

◎「シブヤ系」企業の特徴は

1. デジタル情報系…マンションの一室でOK。パソコンを駆使したネットベンチャー

2.      小商い…法人ではなく若者向けの個人がターゲット。オリジナル&リピート

3.      「既成」緩和…既成概念や業界の常識を打ち破った商法。既存に反旗、いい意味で

   ゲリラ的。

例えばBの実例、

 [ブックオフ]…古本屋のイメージを→→180°転換したらニュービジネスになった。

  ・学生街→→街道筋や駅前

  ・古色蒼然→→明るく広い店内、低い本棚、研磨機で綺麗&新しい本に→女性客

  ・なかなか見つからない→→ジャンル別に細かく分類陳列

  ・目利きに自身のオヤジ→→まず半値、3ヶ月後には100円→80%が売れる

 [マツモトキヨシ]…発想は「薬局ではなく全く別の商売」

  ・今までの薬局はネクラ(目的買い)→→遊びにきてもらうネアカな店にした。2階に

   はイスとカガミがあり自由に化粧が楽しめる。売上の7割は雑貨。

◎イトーヨーカ堂の会長が100円ショップを見学して

「おい、俺たちもう売るものがなくなるぞ!」

 圧倒的物量の100円ショップは「必要なものを買いに行く店」ではなく「遊びに行く店」なのだ。

 ・本道をはずせ…業界の常識を疑ってかかる

 ・不要不急な物が売れる…「季節商品」を「通年商品」に変えた

 ・新しい価値の創造…思わず手に取らせる知恵

◎人気のアパレル店は全て“男女混浴”。クロスコーディネート。雑貨感覚。→→[ビームス]では

若い男女が同じ価値観を確かめる場としてデート感覚で買い物している。

◎これまで「一億総中流」といわれてきた日本だが、これからは2割の年収2000万円以上と8割の

年収700万以下に大きく分かれる。商売もどちらかに的を絞るしかない。「選ばれた2割」に

うんと高級で至れりつくせりのサービスを提供するか、「選ばれなかった8割」に徹底的にロー

コストでディスカウント価格の商品を提供するか。既に前者の例として「シティバンクが、

後者にファッションセンター「シマムラ」などがある。

◎数年で日本もインターネットがアメリカ並みに、生活を支えるインフラの一部になる。今までの

ショッピングセンターはレジャーランドになり、日用雑貨はインターネットで 間に合う。

アメリカではオンラインスーパーが玄関まで届けてくれる。既に日本でも学生が人生最大の選択

・就職をパソコン(インターネット)で決めている。これからはマンション・オーナーが直接

インターネットで販売し、駅前不動産屋がマッ青?

◎アイデア次第でまだまだモノは売れる。日本人、もっと元気出せ!

  転じてYC事務局としては、読奨OBもっと元気出せ!         (文責・佐古岡)

 

「シブヤ系経済学」西村晃・八田真美子著/PHP研究所・1200円+税